卓球のコツ【初級〜中級者向け】上達するための3つのヒント

練習を頑張っているのに、なかなか成果が出ないと思っている方にとっては有益な情報となると思いますので、ぜひ日々の練習でお役立てください。

目次

1,分析を徹底する

何を分析するかというと、相手が打ってきた球がどんな回転、どんな長さ、コースはどこにきたかを分析することです。

日々レッスンをしていく中で、例えば、

お客様:フォア側にきた高めのボールのスマッシュミスが多かったんです〜

コーチ:回転はどんな回転でしたか?相手はどんな感じで打ってましたか?

お客様:・・・み、見てなかったです…

このようなやり取りがよくあります。確かに初心者のうちは相手が打ったボールを見る余裕がないというのもよくわかります。いわゆる「目を鍛える」ということですね。僕も他のスポーツを見た時に、打球の細かいちがいはよくわかりません。ですが、卓球に関してはいつも見ている分よくわかります。とにかく相手の打ったボールの回転がだいたい分かれば練習も効果的に行えます。回転によって面の角度も変わりますし、球の長さによっても打ち方が変わってきます。

まとめると、まずは、相手の打った球の回転、長さ、コースの3つを分析していただきたいです。さらに言うとどのようなパターンでそうなったのかというのも重要になってきますね。パターンについてはまた他の記事で語りたいと思います。

回転を見極めるにはどうしたらいいのか?

1,相手のラバーをチェックする

大きく分けると4種類です。裏、表、粒高、アンチラバーです。ラバーの特徴がよくわからないという方もいるとは思いますがこれも他の記事で語りたいと思います。とにかく相手の使用ラバーが理解できていないとなかなか対応が難しくなってきます。

2,相手がどんな風に打球したかをよく見る

ドライブをかけられたのか、ただ当てるだけで返されたのか、ツッツキだったのか、ツッツキにしても回転を強くかけて返されたのか、ナックル気味のブロックで返されたのか、など色々あります。

3,球の飛び方やボールが回転してるかどうかをマークを見る

スマッシュなどの直線的なボールは回転は強くはない。ドライブなどいわゆる弧線を描くようなボールは回転が多い。球のマークが見える=回転が弱い、マークが見えない=回転が強い。

など、まだまだたくさんありますがきりがないのでとりあえず3つにしておきます。

とにかく相手がどのような球を打ってきたかという”情報”を多く集めることです。長さ、高さ、回転、スピード、コース、相手のフォーム、球の飛び方、さらに言うとその前に自分がどんな球を送ったか。などなど。

高い球が打てませんでした。

よりも

横回転サーブを相手のバック側に出したら、こんな感じでツッツキしてきて(ジェスチャーで)フォアのこの辺りにこのぐらいの高さで返されて、私がこうやって打ったらミスしました。

と言われると状況がわかるのでコーチとしてはすごく対応しやすいです。逆に言うと、どんな状況だったのかがわかっていないと練習の仕様がないとも言えますし、せっかく練習をしたのに全然違うことをやってて試合では全然できないというのはよくあることです。分析ができたらどうしたらいいのか?

2,分析できました→そしたら再現性のある練習をしましょう

再現性?どういうこと?と思われた方もいるかもしれませんが、簡単に言うと同じ状況で練習しようということです。高い球が打てなかったのに低い球を打つ練習をしたり、実際は短めのコースだったのに長いコースきた球を打つ練習したりというのは間違った練習となります。効果的なのは実際にミスした状況を再現して練習することです。ではどうやって練習したらいいか?

1,前提→初心者同志の練習だとかなり厳しい。

私も過去に一般の方の教室(グループレッスン)をやっていましたが、例えばコーチと打てる時間は10〜15分、その後は来ている方同士で練習するのですが、初心者同士だとなかなか上達が難しいです。健康のためやみんなで楽しくという面ではグループのレッスンも良いのですが、上達するという面で考えるとなかなか時間がかかります。結果的に個人レッスンを専門でもっと卓球の上達に貢献したいという結論にいたり、今の業態に至りました(ジュニアに関しては教室をやっています)。話がそれてしまって申し訳ないのですが、初心者同士の練習だとお互いが回転もフォームもよくわからないままの練習になります。お互いがなかなか狙った所へ球を送れないので練習が成立しないどころか、かえって良くないフォームを身につけることになってしまう方も多くいます。

2,うまい人を見つけて練習してもらおう

地域のうまい人を見つけて練習したり教えてもらう。ある程度のレベルの方だと、それなりに同じような球を返してくれるので、それを何百回、何千回も練習ができますね。ただし、言ってることが全然理にかなっていなかったりする場合もありますし、変なフォームを習得する可能性もあります。なので、その辺りはよく考えないといけません。どうしたらそんな人に練習してもらえるんですか?と言われると色々ありますが、コミュニケーション能力を活かして練習に入れてもらうのか、自分の美貌をフル活用して誘惑するのか、おいしいお弁当を作ってあげるのか、など相手側にも何かメリットがないとなかなか成立しませんよね。ですが教えたがりのおじ様は多いので頑張ってください。

3.マシンを使う

卓球マシンのメリットは一定の球を出してくれることですね。デメリットとしては回転が強すぎたり、調整が難しいという点があります。僕もマシン練習したことがありますがとんでもない回転量もありますよね。調整をきっちりして、基礎を身につけるという面においては非常に有効だと思います。

4,卓球コーチに教えてもらう

結局はコーチに教えてもらうのが1番早いです。プラスアルファでご自身で練習したり、試合に積極的に参加したりするとなお良しです。

3,再現性のある練習ができたら→あとは実践あるのみ

あとはとにかく実戦でやってみる。とくに練習試合では勝ち負け関係なく、自分が練習したことをどんどん試しましょう。実践でも積極的に使ってみる。無意識レベルでできるようになればとりあえずクリアです。

長々と書きましたが、最後まで読んで頂いた方はかなり勉強熱心だと思います。この時点で他の人よりうまくなる確率が高いですよ。ささやかながらみなさまに貢献できるよう頑張っていきますので他の記事も読み倒して勉強してただければ嬉しいです。人は自分の意思次第で何歳からでも変わります、成長できます。やればできます。行動していきましょう!

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