この記事では試合でのタイミングについて解説します。ちなみに前回の記事では緩急について解説をしましたので、まだ読んでいない方はこちらも合わせてご覧ください。そもそも緩急をつけることとタイミングは何がちがうの?と思われる方もいるかもしれませんのでその辺りも解説しますのでぜひ参考にして、試合での得点につながれば嬉しいです。
緩急とタイミングの違い
緩急をつけることと、タイミングを変えることは似てるように感じますが一緒ではありません。ちょっとわかりにくいかもしれませんがこういうものなんだと思ってもらえればいいかなと思います。
・緩急をつける→ゆっくりな球、又は速い球で返す
・タイミングを変える→あえて打点を落として低いところで打ったり、逆にバウンド直後の早いタイミングで返す
そして、何を調整するのかというと
緩急→球に対しての力加減を調整する
タイミング→打点を調整する
といった感じになります。
タイミングは打点以外でも変えられる
打点以外でタイミングを変えるというと何があるでしょうか?まず自分の頭で1回考えてみましょう。
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さぁ、ここから解説していきます。
①サーブのトスの高さ
②レシーブに入る時のいわゆる「間(ま)をとる」
③ポジションを変える
など色々ありますがとりあえず3つにしておきます。
サーブのトスの高さ
これは文字通り、みなさまも想像できると思います。例えばいつもが20センチ上げてるなら、たまに35センチ上げて打つ!といった感じで、試合の展開があまり良くないなと感じたらトスの高さを変えてみるのも1つの作戦ですね。
デメリットとしては、トスを変えるので自分がサーブミスをする可能性がでてきますので、日頃から色んな高さでトスを上げてみましょう。
レシーブに入る時に「間をとる」
これは特に試合展開が早い相手には有効です。とんとん拍子で点を取られてしまい、流れが悪いなと感じたら間をとって一旦落ち着いたり、作戦を整理しましょう。6点ごとのタオルを使うのも◎。
あまりの遅延行為は良くないので注意はしていただきたいですが、多少の「間」なら全然大丈夫です。
ポジションを変える
レシーブの時の立ち位置を前から少しだけ後ろで構えてみるとか、後ろで構えていたのを少しだけ前で構えるなど、ポジションを変えることで結果的に打点も変わりますのでタイミングを変えることができます。
ただし、相手のサーブの特徴も考えてポジション調整をしましょう。例えば、相手が短いサーブばっかり出してくるのに後ろに下がって構えているのはまずいですよね。
まとめ
今回は3つに絞りましたが色んなタイミングがありますので、日々の練習や試合で試してみると新たな発見があるかもしれませんよ。
もしかすると、「え、こんなちょっとのことで点がとれるの?」と思うこともあるかもしれませんね。
試合を有利に進めるにはこういった駆け引き的な部分も大事になってきますので、1つの作戦がダメならその他の作戦を試すといった風にあなた自身の引き出しが少しでも増えてくれると幸いです。